【書評】大人のADHD
今日読んだ本はこちら。
おススメ度(5段階)
★★★
学んだこととか感想
新書で、まさに教科書的にADHDについて学べる本。歴史から症状、社会生活への影響、他の精神疾患との比較、治療方法まで網羅的に紹介されてる。だからこそ、そんなに"面白い"本かというとそうでもないんだけど、ADHDを正しく理解しようとする人には役立つ。
あんまり意図的にADHDをポジティブに持ち上げすぎないところは好印象。本文の締めくくりとして「攻撃性」が強く表れた事例をもってきつつ、序文やあとがきではポジティブな期待を記すのはバランス感覚がいいと思った。
個人的には、不勉強ながら、ADHDはちゃんと疾患として投薬治療の対象で、きちんと効果があるということは知らなかった。併せて心理療法やコーチングも有効な治療方法として紹介されていて、内容の詰まった一冊。
読んだきっかけ
人事としてもコーチとしても、人と対峙する仕事なので、いろんなパーソナリティの種類があることをきちんと理解しておく必要があると思ってるので。ADHDは最近とくによく聞くようになった。
Amazonの紹介文(転載)
近年「ADHD(注意欠如多動性障害)」と診断される大人が増えている。本書は、症状、診断・治療方法、他の精神疾患との関連などをわかりやすく解説する。
この本を読んで、どう行動を変えるのか
急に何か変えるようなことはない。ひきつづき、人間について幅広く学んでいきたいと思ってる。