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【書評】なぜ一流の経営者は即興コメディを学ぶのか?

今日読んだ本はこちら。

 

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なぜ一流の経営者は即興コメディを学ぶのか?

なぜ一流の経営者は即興コメディを学ぶのか?

 


おススメ度(5段階)

★★★


学んだこととか感想

まず、中身はとっても興味深いんだけど、日本語訳が拙いので、とっても読みづらいのが残念な点。原著がコメディタッチで描かれているところも多くて、訳しづらいんだとは思うけど。あと、邦題をこれにしたのも良くない。「yes, and」という原題のほうがよほど言いたいことが伝わると思う。だから★3つにしました。

 

文句ばっかり言っててもしょうがない。即興劇(インプロ)とビジネスには共通したところが多くあるから、良い即興劇を作るための7つのポイントを学ぶことが、ビジネスにも効果的、という話。中でも一番大事なのは「yes, and」という姿勢、対応。

誰かの発言を、"yes, and"で受けることで、話が広がる、面白くなる。良い即興劇を作るためのほかのポイントは、補完し合うチーム(アンサンブル)を作ることや、失敗を受け容れることなどがあるんだけど、それらも全部"yes, and"につながってる。

現実のお仕事の中で、すべてのことに対して"yes, and"をやらなければならない、ってことじゃない。でも、即興劇の稽古をして、"yes, and"を経験すると、noを言うよりもはるかにパワフルなんだということがわかるんだと思う。その経験を経て、ビジネスに取り入れると、思わぬ広がりを見せるんだよね、ということ。

過去参加したワークショップでも同じことを学んだし感じた。インプロ、とっても興味深い。本を読むより、体験したほうがいい。


読んだきっかけ

コーチ仲間(?)のけいこさんのblogで紹介されてたのをみて。あと、会社で一回インプロのワークショップに参加したことがあったので、興味があった。

note.cocomichi.club


Amazonの紹介文(転載)

Twitter CEOディック・コストロも修業したシカゴの名門コメディ劇団「セカンド・シティ」が、即興コメディをビジネスに生かす方法を開発!創造的な人材の育成、チームワークの強化、イノベーションを促進する組織づくり等の手法を公開する。


この本を読んで、どう行動を変えるのか

自分の生活に"yes, and"をもっと取り入れることかな。twitterとか、"yes, and" で生きるととても楽しくなると思う。