【書評】右脳思考
今日読んだ本はこちら。
おススメ度(5段階)
★★★★
学んだこととか感想
ロジックがいくらしっかり通っているだけでは、人を動かすことはできないので、ビジネスマンたるもの、感情を動かせるような仕事をしようね、という話。
インプットは「右脳」で、つまり、直感とか好き嫌いが結構大事。でも、思いつきだけじゃもちろんだめで、それをしっかり「左脳」で検討・分析して、提案に耐えうるものにする。最後はまた「右脳」で感情などの人が動く部分に訴えて、腹落ちさせるのがいいよ、という本。
今、まさに新卒研修とかでこの4月中に「ロジカルシンキング」とかを学ぶ新卒や、頭でっかちで批評家・評論家的な中堅層に読んでほしい。
ただ、この本で言っているのは「右脳も左脳も両方使うことが必要」ってことで、直感で仕事しろって言ってるわけじゃないので注意。代替の人は直感で仕事をするのはいつでもできるので、まずは「ロジカルシンキング」つまり「左脳」を徹底的に鍛えたほうがいい。
僕は、前著である「仮説思考」「論点思考」における「筋のいい仮説を作る」とか「論点に当たりをつける」ということを補完する書籍だったと思ってるので、三冊セットで読むのがおすすめ。
読んだきっかけ
同著者の名著「仮説思考」「論点思考」を読んでたので。図書館にあった。
Amazonの紹介文(転載)
優れたビジネスマンは
勘で仕事する!
「なんか、変だぞ」「これは面白い」……。
本物の経営者は思いつきやひらめきを大事にしている。
生産性と創造性が劇的に上がる思考法を解説。
著者・内田和成氏が経営コンサルタントの仕事を通じて、優れた経営者から学んだのは、彼らは経験や直感を大切にしているということである。大改革を成し遂げた経営者、ユニークな戦略で自社を飛躍させた経営者に、「なぜ、そのような意思決定をしたのか」と尋ねると、「勘です」とか、「答えは誰もわからない、やってみるしかない」という回答をもらうことが多い。
「優秀なコンサルタントもいきなりフレームワークから持ち出さない」とも述べる。左脳的に分析を始めたり、プレゼンテーションをするのはあまりお勧めできない。
本書で伝えたいのは、ロジカルシンキングの否定ではない。ロジックに加え、感情や勘、すなわち右脳を働かせることで仕事をより効率的に進める、あるいは、成果をあげられるということだ。
「勘や感覚よりもロジックが大事」というのはビジネスの常識。
勘・感覚は右脳的、ロジックは左脳的。ビジネスは左脳重視の世界だ。
本書はこの常識に挑戦する。ロジックの権化と言われる戦略コンサルティングファームのトップを務めた著者は「右脳も大事」と説く。コンサルタント時代から右脳重視派だった著者が右脳・左脳の使い分け方、使うタイミングを解説する。 生産性と創造性が劇的に上がる1冊。
この本を読んで、どう行動を変えるのか
僕はそもそも右脳思考で、ロジックはできないわけじゃないけど苦手、嫌いなので、あまり大きく変化させる必要はなさそうだと思ってる。でも、もっと好き勝手言っていいな、とも思ったので、引き続き自分の気持ちを大事にして生きていきたい。