【書評】セルフ・アウェアネス
今日読んだ本はこちら。
おススメ度(5段階)
★★★★
学んだこととか感想
セルフ・アウェアネス(自己認知)に関して、関係ありそうな書籍や論文の該当部分を抜粋してまとめて紹介してくれる本。このシリーズは、本読む時間ない人にはおススメ。
自己認知を高めるとどんないいことがあるか、逆に自己認知が低いとどんな悪影響があるか教えてくれるだけじゃなくて、それを高める方法も教えてくれる。
自己認知には、「内面的」自己認知と「外面的」自己認知があって、内面的なほうは内省で、外面的のほうはフィードバックによって高まる。
一番学びだったのは「内省は、『なぜ』ではなく『何』」を問うと効果がある、ということ。「自分が、これを嫌だと思うのはなぜだろう?」じゃなくて、「何が自分をこんなに嫌な気持ちにさせるのだろう?」と問うといい、ということ。
フィードバックも「わたし、どうですか?」と尋ねるんじゃなくて「私がひとつ改善するとしたら何ですか?」と聞いたほうがいいそうだ。
このあたりのわかりやすいtipsを得る意味でも、結構おススメだと思う。
読んだきっかけ
EI(Emotional Intelligence, EQって言葉はIQの対義として日本語でだけ使われてる)関連に興味があるので、広く読んでる。緊急事態宣言で図書館もしまっちゃったので、購入しちゃった。
Amazonの紹介文(転載)
ダニエル・ゴールマンは、EI(感情的知性)の第一の因子としてセルフ・アウェアネスを挙げ、またスタンフォード大学経営大学院の調査でも、リーダーが伸ばすべき最大の能力の筆頭に挙げられています。自己認識抜きにして、望むような就職や転職、キャリア構築もままならないでしょう。とはいえ、自己と向き合うのはなかなかハードな行為であり、また直接的な効果がわかりにくいため、なかなか取り組みにくいのもたしかです。本書では、セルフ・アウェアネスの必要性から簡単なテクニックまで広く紹介します。
この本を読んで、どう行動を変えるのか
内省の時間を持つこと。自分の学びを毎日15分振り返る時間を持つと、それだけで生産性が23%も上がるそうだ。15分の投資対効果としては非常に大きい。