【書評】「いい人」をやめる7つの方法
読んだ書籍から学んだことを書いています。1分で読める書評。
今日読んだ本はこちら。
おススメ度(5段階)
★★★★
感想
間口を「いい人」としていることで、「〇〇パーソナリティ障害」とかの話よりもストーリーが入ってきやすい。「いい人」にもいろいろあるんだけど、職場、家庭、恋人との関係でのそれぞれの「いい人」を例に出してストーリー調で展開してくれるのは、理解の参考になった。
7つの方法は、なかなか本を読んだだけでできるものではなく、カウンセラーなどと並走する必要はあると思うけど、それはそんなもんだろう。症状が軽いうちは本を読んで自分で自分を変えることもできる部分ありそうなので、ばっちり役に立つとしたらそういう人向け。
本当は「いい人」を困らせるような自己中心的な人にも読んでほしいけど、そういう人は読まないだろうなぁ。
読んだきっかけ
図書館で見かけて。専門書よりこういうののほうが理解が深まるので、いくつか読んでみてる。
どんなことが書いてあるか
- 著者のカウンセリングのクライアントである「いい人」4名の紹介。職場・家族・恋人との関係でそれぞれお悩み。この人たちをちょくちょく事例に出しながら解説が進む
- 病気ともいえるレベルの「いい人」の特徴と、どんなトラブルに巻き込まれるかの例。
- 「いい人」がなぜ病気とまで言えるのかの話。各種精神障害と関連付けて紹介
- 「いい人」になる原因究明。幼少期のスキーマとか、親・周囲との関係の影響。
- 冒頭の4人がどう変わったかと、その方法を7ステップで紹介。
- 7つのステップは、以下のとおり。ステップとは言うけど、順番じゃなくて並行して進めるもの。
- スピードの速い時代だけど、人間はすぐには変わらないので、自分のペースでゆっくり進もう、という話
- 「~しなければいけない」のマイルールを手放す
- 「ほどほど、ぼちぼち、ゆるく」で生きる
- リラクセーション法を身に着ける
- 自分で決めて、自分の意見を言う
- 感情、感覚を取り戻して、今を生きる
- 「あるがままの自分」を受け容れる
- アイデンティティーを確立する
この本を読んで、どう行動を変えるのか
子どもへの接し方を注意しよう、ってことかなぁ。幼少期の親との関係は、生育にとっても重要ってことは、心理系の本ではどの書籍でも共通している。
コーチングと同じで、「子どもたちの主題を尊重する」を礎において、子どもと接する。