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【書評】実践EQ 人と組織を活かす鉄則

今日読んだ本はこちら。

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おススメ度(5段階)


★★★★


学んだこととか感想

まず、邦題は「実践EQ」だけど、原題は「RESONANT LEADERSHIP」で、共鳴するリーダーシップ。EQの高め方について詳しく書いてあるというより、リーダーシップの話。著者も、ダニエル・ゴールマンじゃなくて、EQの共著の方。

中身は、これまで学んできたことがつながってるって感じで、気持ちいい。

  • リーダーは、一緒に働く人と共鳴して、前に進むのがこれからの役割
  • リーダーになったばかりの頃はみな、いい感じに共鳴してる
  • しかし、リーダーになると、パワーストレス(権限を持つことに伴うストレス)を受けることになり、それが自己犠牲、不協和につながり、イケてない感じになっていく
  • それを防ぐのは「再生」がキーワード
  • 「再生」は、「意識の傾注(マインドフルネス)」「希望」「思いやり」によって生じる
  • 再生されると、自己犠牲に陥らず、共鳴するリーダーであり続けられる

こういうことを説いている。イメージだけじゃなくて、一応脳科学的にも論理の通った話みたい。

 

共鳴するリーダーシップそのものよりも再生のキーワードが自分にとっては興味深かった。これらは、取り組むといい感じってことは体感的に理解していた。けれど、これらを通じて「再生」して、「共鳴するリーダーであり続ける」というアウトカムにつながる、というのは、わかりやすくていい。

こういうことを丁寧に説明してくれてるので、このあたりに興味がある人にはおススメ。


読んだきっかけ

図書館で見かけて。EQ関連は好物なので。


Amazonの紹介文(転載)

世界26カ国で翻訳され、ビジネス・ベストセラーを記録した『EQリーダーシップ』の著者チームが、脳・神経科学、経営学、心理学、コーチングなどの研究成果をとりいれて書き上げた、EQ能力開発ガイドブックの決定版。


この本を読んで、どう行動を変えるのか

しっかり、マインドフルネスに取り組むこと。毎日の瞑想を欠かさないことが、自分を共鳴するリーダーに保つことだと信じて、10分程度の瞑想を継続しようと思う。