【書評】決定力!正解を導く4つのプロセス
読んだ書籍から学んだことを書いています。1分で読める書評。
今日読んだ本はこちら。
おススメ度(5段階)
★★★★
感想
分厚い本のわりに、書いてあることはシンプルなのがいい。意思決定の質を上げるにはWRAPのステップを使うといい、という話。
それぞれについて、長々と細かく説明してくれるんだけど、結論がわかってるから、理解しやすいし、余計なところは飛ばせる。あと、確かに質が上がりそうな感じがするのもいい。
前に読んだ↓よりは、シンプルでわかりやすく、有効性もありそうで、総じて良かった。
惜しむらくは、最後の決め手についてあまり言及がなかったのが残念。このステップを踏んでも捨てきれない選択肢が残ることはあるはずで、それを最後に選ぶ方法が欲しかった。
あと余談だけど、昨今の行政の対応は、果たしてこういうステップ踏めてるのかな?と思ってしまう。ほかの選択肢と比較して、それを選んだ理由を説明してほしいよね。
読んだきっかけ
意思決定についても、この先研修を作らないといけなさそうなので、図書館で参考になるものを選んだ。図書館には何でもある。
どんなことが書いてあるか
- 人間の意思決定は、だいたい欠陥がある。極端に視野が狭くなったり、思い込みを補強するエビデンスだけ拾ったり。
- そういう欠陥を防ぐためには、WRAPの手順を踏むといい
- Wは「選択肢を広げる」。たくさんの選択肢を見てみる。そのために、or ではなくandで考えたり、人に聞いたり。
- Rは「仮説の現実性を確かめる」。反対意見をもらったり、ちょっとやってみたりする。
- Aは「決断の前に距離を置く」。10分後、10日後、10年後に後悔しないか、とか、優先順位をあらかじめ書き出しておく、とか。
- Pは「誤りに備える」。最悪と最高の自体をちゃんと想定しておく。
- ひとつひとつの選択に、こういうフレームワークでとりくめば、意思決定の質が上がる。
この本を読んで、どう行動を変えるのか
シンプルに、何か意思決定をするときに、こういうフローを踏むことを意識する。業務レイヤーが上がれば上がるほど、仕事は意思決定になる。その準備をしたいね。