【書評】HIGH OUTPUT MANAGEMENT
読んだ書籍から学んだことを書いています。1分で読める書評。
今日読んだ本はこちら。
HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント
- 作者:アンドリュー・S・グローブ
- 出版社/メーカー: 日経BP
- 発売日: 2017/01/11
- メディア: 単行本
おススメ度(5段階)
★★★★★
感想
マネージャーの業務について、網羅的に、かつ分かりやすく書いてある名著。今まで知らなかったけど、他のマネジメントに関する本は、これを読んだ後で読めばいいんじゃないかな、と思うくらい、いままで読んだ本の要素がちゃんと出てきて、それらをちゃんとつなげて理解させてくれる。
1on1がなんで大事かとか、どうやればいいかとか、細かいことまで説明してくれる。
読んだきっかけ
図書館で、あんまり考えずに手に取っただけ。「アウトプット大全」とか流行ってるので、それ系かな?と思って。いや、いい出会いだった。
どんなことが書いてあるか
- インテルの元CEOが、マネージャーの役割について書いた本。
- 朝食を作る工場を例に「生産性を高める方法」の話。早くやるか、てこの原理で効率化するか、の2つしかない
- マネージャーのアウトプットは、自分の組織のアウトプット+自分の影響力が及ぶ隣接諸組織のアウトプット でしかない、という話の解説。
- マネージャーの仕事を、自分の1日のスケジュールを通じて解説。情報収集・提供か意思決定しかしてない。だから、マネージャーのアウトプットを高めるには、これらを「早くやる」か「効率化するか」しかない。
- 上記を実行するための1on1や意思決定のためのミーティングをどう進めるか、意思決定効率化のための権限移譲や、アウトプットをコントロールするためのMBOの話。
- スポーツと対比もさせながら、メンバーのモチベーション管理とトレーニングの話。
- モチベーションは、マズローの5段階欲求をベースに、処遇決定や人事考課まで踏まえた具体的なお悩みポイントとか考え方の紹介。
- これからの行動指針チェックリスト
この本を読んで、どう行動を変えるのか
現在取り組んでいるマネージャー研修の作成には、この書籍が全編役に立つ感じあるので、コンテンツ作成に悩んだら、これを参照するといいかもしれない。
図書館で借りた本だけど、購入しちゃう。