1分で読める書評 -kasablog-

さらっと読める書評。1日1冊ペースで更新しています。

【書評】経済性工学の基礎

 

読んだ書籍から学んだことを書いています。1分で読める書評。

今日読んだ本はこちら。

 

 

おススメ度(5段階)

★★★

大学や大学院の教科書で使われるような、演習のたくさん入った本なので、多くの人にお勧めするものじゃなかった。数式もいっぱいあって、さらっと読むには骨が折れる。


読んだきっかけ

山口周さんのビジネス書マンダラで紹介されていたので購入。意思決定に関する知見を深めたかった。

どんなことが書いてあるか

  • 経済的に有利な方策を探し、比較し、選択するための理論と技術を総合したものが「経済性工学」。
  • 多くの人が、損得を正しく認識、比較することができないまま選択肢を選んで損をしている。外注か内製かの選択、設備投資の是非などがいい例
  • 正しい比較のための費用/収益の計算方法や、投資に関する評価の判断基準など、豊富な数式や様々な例を用いて詳しく解説している。

感想

正直なところ、自分のベースでは、具体的な比較の方法をスムーズに理解することはできなかった。

しかし、「費用や収益の考え方を適切に認識できていない」という点は大いに同意する。

同時に、読んでいてもあまりときめかなかったので、「自分は難しい経営分析とかあんまり向いてないんだろうなぁ」ということもよく分かった。

この本を読んで、どう行動を変えるのか

まずは身近なところから、損得を判断するときに、なんとなくの直感で判断する機会を減らす。なんでも計算するわけにはいかないけれど、お金が絡むときには、数式のひとつも書いてみるようにする。

どんな人がこの本を読むといいか

コンサルや経営企画などのお仕事をする人は、読んで損はないと思う(教科書だったかもしれないし、僕には判定しきれない)。それ以外は、わかりやすい部分を拾い読みするくらいでいい。