1分で読める書評 -kasablog-

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【書評】幸せになる勇気

読んだ書籍から学んだことを書いています。1分で読める書評。

今日読んだ本はこちら。

 

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

 

 

おススメ度(5段階)

★★★★

感想

前作に引き続き、対人関係や人間の物事の捉え方に、多くの人がする方法とは別の方法があることを対話形式で教えてくれてる。

論理としては、確かに的を射ている。こういう考え方もできる。この論理展開を理解していれば、発端である自分の心の持ちようさえ変えることができれば、人生の捉え方を大きく変えられる。

そこで僕が足りないと思うのは、その心持ちをどう変えるか、という話。この本で説かれていることは、優しい言葉で書いてあり、きっと誰でも理解できる。でも、実行がとても難しい。

そういうとき、きっとコーチングが役に立つんじゃないかな、と思う内容(宣伝)


読んだきっかけ

前作を読んでいたので、もう少し深く知りたくて。これも図書館にあった。

tsukasakasaoka.hatenablog.com

どんなことが書いてあるか

  • 前作に出てきた青年が、アドラー心理学に感銘をうけて、それを広げるために教師になったが、それが子供たちに伝わらなくて問題だらけのところからスタートする。
  • それに対して、教育の目標が「自立」であること。そうするためには教師が生徒を尊敬する(=ありのままのその人を見ること)が必要という話。
  • 教育においては、叱ってもいけない。褒めてもいけないという話とその理由。叱ると、自分の存在を認めてもらうためにどんどん叱られる行動をとる。褒めると、周りを競争相手としか見られなくなる。
  • その尊敬が、相手への無条件の信頼につながること。そして、その信頼が、能動的に相手を愛し、何も見返りを求めないことにつながること。
  • 愛することが、共同体感覚という、本当の幸福感につながること。
  • (あんまり簡単に解説できないので、詳しくは本を読んでくださいw)

この本を読んで、どう行動を変えるのか

本を読んでたら何度も出てくるのだけれど、やっぱりまずは叱ることを止めることからかな。

愛は、実は僕の最大のテーマ。すべての人に愛を向けることが自分の人生の目的とも言えるのだけど、その大事さを再確認できる本でした。