【書評】マンガでよくわかる 教える技術
読んだ書籍から学んだことを書いています。1分で読める書評。
今日読んだ本はこちら。
おススメ度(5段階)
★★★★
感想
マンガでよくわかる、と言ってるだけあって、本当にわかりやすい。エッセンスも絞ってあって、入門書としてはとても秀逸。マンガだからといって内容が薄いというような先入観を持つのは持ったいない。
部下や後輩を持った人には、一読をお勧めしたい。
読んだきっかけ
図書館で見かけて。マネージャー研修作成中で、そもそも「教える」について理解を深めることがよい研修づくりにつながると思って手に取った。
どんなことが書いてあるか
- 行動を変えれば結果が変わる。その行動を変えるためのコツの解説
- 「教える」とは、相手から"望ましい行動"を引き出す行為。行動に着目して、正しければ継続、間違っていれば変える。それだけの事。
- 教える内容は「知識」と「技術」に別ける。知識は聞かれたら答えられること。技術はやろうとすればできること。これを分ける。
- 望ましい行動は、成果を出している社員がやっている行動を観察すればわかる。自分がやっていたことでもいい。
- 伝え方の工夫も大事。数値で、具体的に伝える。
- 自信のないメンバーは、褒めることも大事。モチベーションが低いとかの場合には、できることをやらせて自信をつけさせることも一つの手。
- 叱るときには、人格否定しない。行動を指摘する。改善策も併せて伝える。ご機嫌取りではない。
- 継続させるためには、行動の回数に焦点を当てる。グラフ化して見える化するなど。見える化はフィードバックにも有効
この本を読んで、どう行動を変えるのか
研修コンテンツを作る際に、「行動」にフォーカスを当てるガイドを作ってみるのは良さそう。知識を伝えるだけのものではなく、成果につなげるために、行動に焦点を当てる。
また、研修のインストラクションで、行動について話すことも有意義そうなので、取り入れていきたい。