1分で読める書評 -kasablog-

さらっと読める書評。1日1冊ペースで更新しています。

【書評】ラブという薬

今日読んだ本はこちら。

f:id:tsukasakasaoka:20200316234358j:plain


 

ラブという薬

ラブという薬

 

 


おススメ度(5段階)

★★★★

感想

いとうせいこうさんと、バンドメンバーで精神科医星野概念先生の対談。軽いトーンで、精神科受診のハードルを下げる、いい本。「あ、俺も行ってみてもいいかな」と思える。

ただ、ちゃんと精神科ってどんなところなのか、臨床心理士とどう役割分担してるのか、どんなクリニックがあるのかなどもわかる内容になってるので、きちんと情報収集もできる。

お医者さんにかかるのが遅くなりすぎないように、こういう本がもっと広まるといいな。


読んだきっかけ

図書館で見かけた。あまり強い意志もなく、ジャケ借り。


どんなことが書いてあるか

  • いとうせいこうさんと、バンドメンバーで精神科医星野概念先生の対談
  • 話を聞いてもらうことがどんなに大切か、どんな効果があるか
  • 精神科医精神分析家、臨床心理士の違い。お医者さんにもよるけど、精神科医は診断と薬の処方、臨床心理士はカウンセリングなどの心理療法をやる。精神分析は、もうちょっと毛色が違う
  • 星野先生の背景とか人柄。なぜ精神科を選んだのかとか、どんなコミュニケーション取るひとか。
  • 少し話が飛んで、映画とか、小説の意味。別の立場があることを想像できることは、カウンセリングにつながる
  • ただ話を聞いてくれるだけの存在が、とても効果がある。二人でお茶しながらとか酒飲みながら話すだけでもいいけど、それでうまくいかない人はプロにまかせるのもひとつの選択肢

この本を読んで、どう行動を変えるのか

もうちょっと、精神科とか心療内科への理解を深めたいと思ったので、そういう系統の本をもう少し読んでみる。