【書評】ビジュアル解説 IoT入門
今日読んだ本はこちら。
おススメ度(5段階)
★★★
感想
IoT(Internet of Things)で何ができるようになるのかをざっくりと把握するには、ちょうどいい分量。スマート家電とかいろいろ出てるけど、それらを点じゃなくて線や面でとらえるきっかけを作れる。
一方で、ちょっと話を広げすぎじゃない?という感じもある。関連する技術として、AI、ディープラーニングを紹介するのはちょっと遠い感もあるし、「ed-techでパーソナライズされた指導を」みたいな話を紹介してるけど、「それはいわゆるIoTとは違うんじゃない?」と思うものもあり。もちろん定義次第ですが。
あと、IoTでできることの内容はかなりざっくりな一方、「サービス開発はLean & Agileに」などの話も出てきて、ターゲットが良くわからないなぁ、と思う面も。
総じて、シンプルでよい本だと思います。
読んだきっかけ
シンプルにIoTについて知りたかった。会社員としてはインターネットの会社にいるので、こういう知識はとっても大事。
どんなことが書いてあるか
- IoTでどう世界を変えていけるか。ユーザーの情報が集まることがイノベーションを導くという、壮大なコンセプト
- IoT関連技術。ビッグデータ、クラウド、AI、ブロックチェーン、AR、量子コンピューターとかがある。なるべく簡単に説明。
- 住まいは健康、学びや働き方がどう変わるか。モニタリングからの即時対応や改善があらゆるところで起きる。
- IoTによって、ビジネスや産業がどう変わるか。遠隔操作などの表面的なことではなく、膨大なデータを用いたイノベーションが期待されるし、それについていけないと生き残れない。
- 農業、小売り、モビリティ、エンタメも変わる。それぞれの領域にどんな関連企業がいるか。
- IoTを新規事業としてビジネスに取り入れるときの注意点。どういうチームで、社内とどんな関係性を持っていくといいか。(参考程度)
この本を読んで、どう行動を変えるのか
スマート家電を製造している会社が、どう商品をアップデートするかが注目しどころ。ネットにつなげることができるものを買ったら、なるべくつなげようと思う。