1分で読める書評 -kasablog-

さらっと読める書評。1日1冊ペースで更新しています。

【書評】なぜ社員はやる気をなくしているのか

読んだ書籍から学んだことを書いています。1分で読める書評。

今日読んだ本はこちら。

 

 
おススメ度(5段階)

★★

感想

2007年(13年前)の本なので、内容が古い感じ。リーダーシップではなく、「スポンサーシップ」なるものが社員の内発的な動機を刺激するというはなし。サーバントリーダーシップみたいな言葉がだいぶ一般的になってる今は、あまり目新しい話は無かった。

また、あまり具体的な解決策がないのも、実効性に乏しい内容。

むしろ「いままでのやり方はここがダメ」という指摘が強すぎる内容や文体が高圧的なので、読むのが疲れる。この著者自体がスポンサーシップ的な要素を持っていない印象を受ける。

そういうのを導入する「コンサルタント」だから仕方ないのかもしれないけれど。


読んだきっかけ

図書館で見かけて。タイトルで何となく選んだ


どんなことが書いてあるか

  • 人は内発的動機で動く。
  • 内発的動機が失われた理由は、人間関係が希薄になり、上から言われるだけになってるから。昔はもっとウェットなコミュニケーションが多く、その分細かくサポートできたけど、今は効率ばかりでそうもいかない。
  • 内発的動機を喚起するためには、押し付けではなく、対話をしたり、セーフティネットを作ったりするような、メンバーをサポートするような行動が必要。
  • こういう改革は、会社全体ではなく、小さな組織単位で進めるといい。


この本を読んで、どう行動を変えるのか

メンバーを支援するようなリーダー像が重要であることはよく認識しているつもりなので、引き続きそれを実行に移し続けることかな。新しくはないけれど。