【書評】カイゼン・ジャーニー
読んだ書籍から学んだことを書いています。1分で読める書評。
今日読んだ本はこちら。
おススメ度(5段階)
★★★★★
スクラムをベースに、ひとり、またはチームで業務を進めるためのさまざまなプラクティスがわかりやすく説明されている。
仕事を進めるうえで、誰もが知っておいてほしい内容。お勧め。
読んだきっかけ
昨年「スクラム」に出会って、「人事でも取り入れたいなぁ」と思ってちょこちょこ動いていたところ、ピープルアナリストの同僚に勧められた。いい本読んでる。
どんなことが書いてあるか
- あるエンジニアが、自分の仕事に悩み、改善していく旅路を物語と解説を併記した形式で紹介
- まずは「ひとり」の改善。タスクの見える化や振り返り(KPT)、一人朝会の効果など、仕事の効率的な進め方の解説
- 続いて「チーム」での改善。メンバー同士の期待の合わせ方やファイブフィンガーによる状況の共有の仕方、スクラムの考え方(プロダクトオーナーなどの役割、スプリント、バックログなど)、カンバンの導入などの解説
- さらに「チームを超えた」改善。新しいメンバーが入ってきたり、開発とデザイナーなど、役割の違うチームの協業に効果的なプランニングポーカーなどの紹介
感想
物語の舞台はソフトウェア開発だけど、応用の方法次第で、どんな業務にもあてはめられるだろうな、という感想は「スクラム」を読んだときより深くなった。
物語形式で入りやすい一方で、プラクティスが多くて、何を採用したらよいのかわからない印象も出るかも。スクラムを読んでからのほうが、僕としてはおすすめ。
なんにせよ、これを読んでいると、仕事に生かしたくてしょうがなくなるのは、魅力的な内容であるという証左だろうな。
この本を読んで、どう行動を変えるのか
もうすでに動き始めているけど、カンバンの導入に向けて社内に相談を持ち掛ける。できることなら2020の上半期内には何かスクラムのエッセンスをチームに導入したい。
少なくとも、自分ひとりでの改善ジャーニーは始めることができる。今もやっているけど、ひとり朝会は継続したい。
どんな人がこの本を読むといいか
本当に、みなさんにおすすめ。仕事しているなら誰でも読んだほうがいい。