【書評】日本再興戦略
読んだ書籍から学んだことを書いています。1分で読める書評。
今日読んだ本はこちら。
おススメ度(5段階)
★★★
紹介されている戦略・作戦は興味深い。日本をどうやって再興するか、ということを考えるきっかけを持つ人が一人でも多くいるだけで、十分意義ある書籍だと思う。
ただ、実行されそうなイメージは持てなかった。現実はもっと複雑なんだけど、それを認識したうえで、あえて突飛な意見を出している印象もある。「天才の言うことには、僕ら凡人はついていけないね」という印象を受けるのが残念な点。
読んだきっかけ
なぜか家にあった。昨日読んだ本の隣に置いてあったので手に取った。
どんなことが書いてあるか
- 筆者が考える日本の歴史や特徴。高度経済成長は住宅ローンという仕組みが支えてた、日本は拝金主義、など。
- テクノロジーで変わる世界の紹介。AI,5G、ブロックチェーンにより変わる世界のイメージ
- 日本の強みや、テクノロジーの活用方法。日本は先進テクノロジーと相性がよい、と考える背景
- 政治、教育、会社・仕事・コミュニティの面で、どんな施策を取るとよいか。新しいリーダー像など。
- 特に教育においては「センター試験止めよう」「大学生に研究させよう」「MBAよりもアート」など、新しい日本になるために必要な選択を提示
感想
どんなテクノロジーが有効なのかはわからないけど、テクノロジーで世界が変わるだろう、ということには異論は一切ない。どんどん活用していくのが、日本再興への道だろうと僕も思う。
ただ、今の時代、やっぱりそれを実行するのは一部のエリートじゃなくて、国民全員なんだと思う。突飛な意見のほうがキャッチーなのは理解できるけど、もっと一般人に寄り添った内容だといいな、と感じる一冊。
この本を読んで、どう行動を変えるのか
もう少し、5GやICOについて知見を深める。わかった気になってた。もっと可能性を感じて、知識を得たい。
ところで、奇しくも2冊連続で「日本」についての書籍を選択した(前日の書評はこちら)。これにはきっと何か意味がありそう。
どんな人がこの本を読むといいか
よりよい日本を子孫に残したい、と思う人は、一読して損はない。