1分で読める書評 -kasablog-

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【書評】17歳のための世界と日本の見方

読んだ書籍から学んだことを書いています。1分で読める書評。

今日読んだ本はこちら。

 

17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義

17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義

  • 作者:松岡 正剛
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2006/12/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

おススメ度(5段階)

★★★★★

人間文化の成り立ちいついて、宗教や物語が現在の文化形成にどう影響しているのかについて、とても分かりやすく解説してくれる。


読んだきっかけ

何かのおすすめ書籍だったはず。10年前くらいに購入して、それ以来目を通してなかったので、今回再び。

どんなことが書いてあるか

  • 世界の物語と宗教について。神話はどんな構成になっているか。残っている神話や宗教はなぜ残っているのか。
  • キリスト教の成り立ちや歴史について。様々な論争や「一神教」の難しさ。
  • 日本の神話やその他の日本文化について。日本は、情報をどのように編集してきたか。世界との共通点と、異なる特徴的な点。
  • 世界と日本の関係、これからの日本が担うべき立ち位置など。

感想

まずは、筆者の「知の巨人」ぷりがすごい。これだけの情報を知っていて、その間の関係性を捉えながら解説していく内容展開は、シンプルに楽しい内容。

楽しみながら、宗教・歴史・文化について学べる。

この本を読んで、どう行動を変えるのか

改めて、日本や日本人の特徴を意識して学んでいきたい。すっかり忘れてたけど、やっぱり僕らは日本人で、そこにアイデンティティがあるはず。でも、そもそも日本人って何なんだっけ、と言われるとうまく答えられない(歴史の断絶もあるし)

これから世界に羽ばたければいいなぁ、と思っているので、その土台を意識して情報に触れていく。

どんな人がこの本を読むといいか

インターナショナルな環境にいる人におすすめ。日本人のアイデンティティを考えるきっかけになるのでは。