【書評】EQ~こころの知能指数
読んだ書籍から学んだことを書いています。1分で読める書評。
今日読んだ本はこちら。
おススメ度(5段階)
★★★★
内容自体は素晴らしいんだけど、ちょっとくどい。理解を助けるためには、もうちょっと内容が簡潔になっていたほうがいい。
読んだきっかけ
過去読んだ本の読み返し。ちょうど流行っていたころに読んでからは本棚に眠っていたので、書評を書くのに引っ張り出した。
どんなことが書いてあるか
・自分の本当の気持ちを自覚し尊重して、心から納得できる決断を下す能力
・衝動を自制し、不安や怒りのようなストレスのもとになる感情を制御する能力
・目標の追求に挫折した時でも楽観を捨てず、自分自身を励ます能力
・他人の気持ちを感じ取る能力
・集団の中で調和を保ち、協力しあう社会的能力
- IQではなく、この「こころの知能指数」が、社会での成功や家族、周りとの良好な人間関係の構築に大きく関係している。
- EQは、鍛えることもできる。ただし、子どものころの親の接し方がものすごく重要
- EQを豊かに育てるには、親が、子どもの情動面のコーチになるといい。情動面のコーチとは、
・子供が抱いている感情について話し相手になり理解を助けてやること
・批判や断定をしないで感情の問題解決に手を貸してやること
・けんかの相手を殴ったり、悲しい時に殻に閉じこもったりするかわりにどうすればよいかを教えてやること
- 親が情動面でよいコーチであるためには、親もEQに対する理解が必要。特に、自分が怒りに振り回されているようではうまくいかない
- ただ、過保護になることとは違う。不安になる機会や危険を取り除いて、優しくするだけではなく、危険なことはハッキリと注意し、厳しく制することも必要
この本を読んで、どう行動を変えるのか
子どもを持つ親としては、まずは子どもの情動面のコーチとなるような接し方を心掛ける。今日も朝から少し怒ってしまったので、素晴らしいタイミングでこの本を読み返した。
怒りを感じたら、その原因に改めて焦点を当てるか、一人になって気を紛らわせるといいらしい。そうしながら、子どもたちの感情に向き合っていきたい。
また、子どもの情動に関する教育にも興味が出てきた。これはもう少し長い目で見て取り組んでいきたい。
どんな人がこの本を読むといいか
何より、子どもを持つ親に読んでほしい。子どものより良い人生を願うなら、親の関わり方はとても重要だから。