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【書評】読みたいことを、書けばいい。

今日読んだ本はこちら。

 

 

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読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術

読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術

  • 作者:田中 泰延
  • 発売日: 2019/06/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 


おススメ度(5段階)

★★★★★

感想

タイトルの通り。要約すると「調べろ」。

かなり砕けた文章で、どんどん笑わせながらも、文章を書く上でとても本質的なアドバイスをくれる。文章を書くのであれば、一度読んでみて損はない。

「わかりやすい文章術」とか「伝えたいことが伝わる文章術」みたいな話じゃなくて、もっと根本的な部分で「なぜ書くか」「何を書くか」「どう書くか」を教えてくれる。

たぶん、想像するより10倍はふざけた文体、内容なので、楽しみにしてほしい。


読んだきっかけ

本屋で平積みされてた。「素敵な文章を書きたいなぁ」と思ってたところだったので。


どんなことが書いてあるか

  • 何を書くのか。ネットで読まれる文章は「随筆」で、「随筆」は、「何かの出来事とか事実に対して、思ったことを書く」もの
  • 誰に書くか。自分が書きたいものを書けばいい。誰も書いてない、自分しか書けないものを、自分に向けて書こう
  • どう書くのか。物書きは「調べる」が仕事の99.56%。書く対象の一次資料に当たって、愛して、自分の思ったことを書く。
  • 書き方は、起承転結でいい。
  1. 起:実際の経験だという前置き。「今日、Aを見た」
  2. 承:具体的に何があったか。「Aの本質はX」
  3. 転:その意味は何か。テーゼ化。「XはBにも当てはまる。全部X」
  4. 結:感想と提言。ちょっとだけ。「これって○○だなぁ」
  • なぜ書くのか。生き方。自分が正しいことを証明する手段。起業みたいなもの。

この本を読んで、どう行動を変えるのか

調べることと、起承転結で書くことを意識する。そして、書き続けること。これに尽きるね。あとは、笑える文章を心掛ける。これが一番難しいんだけど。