【書評】精神科医が教える聴く技術
読んだ書籍から学んだことを書いています。1分で読める書評。
今日読んだ本はこちら。
おススメ度(5段階)
★★★★
聴くこととその効用についてわかりやすく、詳しく教えてくれる。コーチをやってるような人にはものすごくおススメ。聴くことが得意、うまくなってきた、と思い始めた時に読むと、気持ち新たになる。
読んだきっかけ
(1)高橋和巳著「精神科医が教える聴く技術」読了。面白かった。聴く技術に関する本はあまたあれど、ここまで具体的に論じた本は少ない。https://t.co/pBSlizNrSX
— 中原淳(なかはらじゅん) (@nakaharajun) 2020年1月5日
どんなことが書いてあるか
- 聴くことがなぜ人の役に立つか
- 聴くことには4つの段階がある「黙って聴く」「賛成して聴く」「感情を聴く」「葛藤を聴く」。これらの説明
- それぞれの「聴く」について、会話例とともに違いを詳しく教えてくれる。
- なんで人は賛成して聴けないか、その理由
- 人の悩みは大きく4つに分かれる。「人が怖い」「自分を責める」「人とうまくつき合えない」「死ぬのが怖い」。賛成して聴くには、悩みを分解しながら聴くといい
- 感情を聴く、葛藤を聴く、についても同様に。
感想
コーチングをやっていて、聴くことについての大事さはわかっていたつもりだったけど、このレベルでは理解できていなかったなぁ、ということに気づかされた。
やっぱり、聴くことって大事なんだけど、それがどう大事なのか、なぜ問題が解決するのか、すごくわかりやすく書いてある。
この本を読んで、どう行動を変えるのか
もっと聴くことを重視する。コーチングを学ぶと、いろいろアプローチを学ぶので、それを使ってしまうことがあるけど、もっと聴くことに比重を置くようにしてみる。
どんな人がこの本を読むといいか
カウンセリングとコーチングは違うものだけれど、コーチをやっている人にはお勧め。