【書評】問いかける技術
読んだ書籍から学んだことを書いています。1分で読める書評。
今日読んだ本はこちら。
おススメ度(5段階)
★★★★
まぁまぁおススメ。シャイン先生の本は、読みやすく、深い。けど、何度か読まないと浅い感じなんで、1回で得るものが少ないところがちょっと減点。
読んだきっかけ
エドガー・シャイン先生の本を一通り読もうと思ったので。「人を助けることはどういうことか」とセットで読みました。
どんなことが書いてあるか
- 良好なコミュニケーションには信頼関係の構築が不可欠で、信頼関係の構築には「謙虚に問いかける」ことが求められる
- 特にチームワークを求められるような場面では、パフォーマンスを最大化するために、良好なコミュニケーションが不可欠。
- 謙虚に問いかけるには、以下のようなポイントに注意する
- 自分は相手のことを知らない、ということを積極的に認め
- 相手に興味を持って
- 自分が話すのではなく、相手の話を聞く
- でも、世の中、地位や肩書、役割や文化など、謙虚に問いかけることを妨げるものがたくさんある。自分の意見を主張することはよいことだ、というような文化も同様
- そういう背景をよく理解して、謙虚に問いかけることで、信頼関係を構築し、良好なコミュニケーションをとることができる
この本を読んで、どう行動を変えるのか
コーチングをやっているせいか、意識して謙虚に問いかけること自体はできるようになっている実感はさすがにある。
しかし、会社で問題解決モードになっているときや、自分がプロジェクトをリードしないといけないような場面、誰かと意見が対立しそうなときに、自分が話すのをやめて、まず相手に改めて興味を持つ。質問をする。
どんな人がこの本を読むといいか
自分の話をいっぱいしちゃう人。聞くのが苦手だと思っている人は、一度読んでみるといいと思う。
あと、自分で「聞き上手」だと思っている人で、人からあまり相談を受けることがない人は、実はあんまり聞き上手じゃない可能性があるので、そういう人にもおすすめしたい。自戒を込めて。