【書評】不格好経営 - チームDeNAの挑戦
読んだ書籍から学んだことを書いています。1分で読める書評。
今日読んだ本はこちら。
おススメ度(5段階)
★★★
感想
この本のとおりの人格なら、南場さんという人の好感度はとっても上がるなぁ、という感じ。等身大というか、できない自分をきちんと見せているのが好印象。
でも、曲がりなりにも上場企業の社長でマッキンゼー出身、ハーバードMBAのひとなので、仕事する上では全然違う面もあるんだろうな、とは思う。
自伝としては、サイバーエージェント藤田さんのと似たような感じ。
なお、あんまり飛ばして読む構造になってないので、速読には向かないかも。自伝でストーリー仕立てだから仕方ないけど。
読んだきっかけ
いまさら感あるけど、図書館で見つけたので。DeNAさんが派手にゲーム事業関連で減損損失を計上していたので、今こそ読む時だと。
どんなことが書いてあるか
- DeNA創業者の簡単な生い立ち
- 創業前後から現在までに会社で起きた数々のイベントとその対応。創業当時の出資の話やビッダーズ、モバゲーの誕生、怪盗ロワイヤルの誕生の話。退任に至った際のお気持ちなど。
- これまでの経験を踏まえた、人と組織に対する考え方。経営者の時間の使い方とか、コンサルタントと事業リーダーの違いとか。
- それぞれ教訓めいたことが書いてあるというより、ご自身のご経験の紹介。読み物として、南場さんの人柄を垣間見るものとして読んでいただくとよいと思う。
この本を読んで、どう行動を変えるのか
行動を変える類の本ではないけど、厳しい決算を出したDeNAさんへの親近感を感じられたので、同じ業界にいるものとして応援したいと思う。何もできないけど。